LED(発光ダイオード)とは?

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2009-04-29 2018-06-06

  • キーワード
  • LED
  • 発光ダイオード
  • SMD
  • 極性
  • カソード
  • アノード

LEDとは(Light Emitting Diode)のことで日本語に訳すと”発光ダイオード”といいます。 電流を加えると赤や緑や黄や青に発光する電子部品です。サイズは直径が3mm~5mmぐらいが電子工作ではよく使われています。 スマートフォンで写真を撮る場合に光らせるまぶしい灯りもLEDで出来ています。

1.LED(発光ダイオード)

LED(発光ダイオード)

ろうそく、白熱電球、蛍光灯に続く第4の光とされ、「小さい」「軽い」「長寿命」「低消費電力」などの特徴あります。 現在、携帯電話のバックライトや交差点の信号機に利用されていて、今後は家庭用の照明にLEDが利用されるようになるでしょう。

2.LEDの記号

LEDの記号

LEDはこのような記号で表します。矢印をつけないと発行しないダイオードの記号になります。

3.LEDの使い方

LEDの使い方

LEDの2本の足には極性があるので接続時に注意が必要です。 プラスとマイナスを逆にすると電流が流れずLEDが点灯しません。 あまり高い電圧を加えてしまうと、LEDが壊れてしまい点灯しなくなることももあります。

図のように足の長いほうにプラスを加え、短いほうにマイナスを加えます。 さらに回路に電流を制限する為の抵抗を入れる必要があります

長いほうのプラス側をアソード、短いほうのマイナス側をカソードとも呼びます。

4.LEDの発光色

LEDは発光部が半導体となっています。最近では青色や白色のLEDも安く市場に出回ってきています。 以下の表はLEDの色を、使われている半導体材料と発行波長を基に表にまとめてみました。 単価は青色や白色はちょっと高くて100円位する場合もあります。他は価格がこなれていて10~20円ぐらいで購入できます。

色名 波長 材料
紫外:UV 370nm GaInN
450nm GaInN
562nm InGaAIP/GaAs
590nm InGaAIP/GaP
660nm GaAlAs/GaAs
赤外:IR 940nm GaAs
出展:光センサの基礎知識 | 発光素子(LED)

5.SMD LED

Surface Mount Device Light Emitting Diode

SMDとは「Surface Mount Device」のことで、日本語にすると表面実装型電子部品と呼ばれます。携帯電話やスマートフォンにも利用されていますので目にすることも多いです。 プリント基板の表面に搭載され、搭載側の面で半田付けされる部品をSMDと言っています。他にも抵抗やコンザンサやICやスイッチなど、さまざまな部品がSMD化されてきました。これは回路を薄く小さくするための工夫です。